店主より

2015.04.20ドイツ・ヴィンテージ・オーディオ

 私たちのレコードコンサートで使っている機材の紹介をしますね。
まず、カートリッジはステレオレコードについてはEMTのTSD-15、モノラルレコードはTND-25、場合によってはOFD-25など。
 理由はドイツのレコード会社で録音の検聴用に使われていたため録音、再生の際の音の基準になっているとか、特性がフラットだとか、とにかくドイツだからとか。。。。。いろいろあるのですが、私が感じるところではEMTのカートリッジの音はBARCOにせよFRANZにせよ製造時期による音の個体差が少ない。ということでしょうか、EMTはEMTの音を再生してくれると感じるのです。色づけが比較的少なく、再生能力が高い。
 音溝に刻まれた信号を余すところなく拾い上げることを目指しているカートリッジは他にもたくさんありますし、特性を極限まで追求しているカートリッジもあるでしょう。多少きずやほこりのついたレコードもかけられ、ヘッドシェルごと交換が容易で取り扱いもしやすく、特性も良く、音の色づけも少なく、その上ドイツの音の響きを再生してくれるとなると、EMTということになるのですね。
 
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